muracoは約半世紀に及ぶ金属加工の知見とネットワークを駆使し、国内でのテントフレームの製造に踏み切りました。材料調達から表面処理、アッセンブリ作業までを全て国内の協力企業及び自社工場で手掛けたmuraco製のテントフレームです。パイプからジョイントパーツ、材質や全体の構造までこだわったしなやかで破損しにくいフレームです。

パイプには靭性に優れた「A7075T73 超々ジュラルミン」を採用。押出成形後に引抜加工で精度と強度を高めています。しなやかで破損しにくいフレームです。

ジョイントパーツやティップパーツはCNC自動旋盤で高精度に加工。

組立は全てmuraco自社工場にて行う。

RAPIDE X1の最も際立った特徴は、室内空間の広さと快適性と言えるでしょう。2人用のコンパクトなテントでありながらヘッドクリアランスが十分にあり、収納や通気性にも優れており、快適に過ごすことができます。

リッジポールにより壁面が立ち上がり、室内空間を広げます。

山岳用テントとしては背が高く、また左右非対称のレイアウトによりヘッドクリアランスを確保して圧迫感のない空間になっています。

長辺の両側にエントランス

テント内から開閉可能なベンチレーション。エントランスを閉めても適度な通気を保ち、結露を防ぎます。

ファブリックインナーの場合も、エントランスはメッシュにして通気性を確保することも可能

しなやかで破損しにくいフレームを使いつつも、センターハブやリッジポールで全体の剛性を確保し、高い耐風強度を実現しました。

センターハブによりクロスフレームの剛性を確保。またリッジポールによりフレームの交点を増やし、動きをさらに抑制しています。

生地やポールの変形を評価するためフィールドテストによる耐風試験を繰り返し行い、優れた耐風性を実証しています。

インナーテントの生地はフルファブリックとハーフメッシュの2種類から選択可能。使用する環境・条件に合わせてお選びください。

FABRIC INNER。両側のエントランスはメッシュにして通気させることも可能です。室温を保ちやすく、寒冷地や高山でのキャンプにおすすめです。

HALF MESH INNER。大部分にメッシュ生地を使用し通気性を確保しながら、枕元は風が直接当たらないようにファブリックを採用しています。低山のキャンプ地や温暖な季節におすすめです。

ショックコードにより素早く組み立てるフレームに、インナーテントの樹脂フックを引っかけるだけで設営できる吊り下げ式構造を採用。素早い設営・撤収が可能です。

センターハブを中心として4本のポールがショックコードで連結されているので、ポールがバラバラにならずに素早い組立・撤収が可能。

吊り下げ式のインナーテント。テント本体をペグダウンしてからフックでフレームを留めていくため、強風下でもテントをあおられることなく安全に設営できます。

蓄光素材のテンショナーを使用しているので夜間でも視認性が高く設営しやすい

RAPIDE X1の室内は登山に求められる収納力にも優れています。室内の各所にはポケットやハンギングループが設けられており、広い室内空間を効率的に活用することができます。

枕元のポケット。咄嗟に取り出したい物の収納に便利。

天井部のポケットにはヘッドライトやランタンを下向きに入れれば室内灯として使えます。

室内にはハンギングループが配置され、「HANGING LINE」を通してアレンジすれば、衣類や小物を引っ掛けて収納できます。

HANGING LINE

RAPIDE TARPと組み合わせて使用することで日陰を作り出し、雨天にも対応したキャンピングを楽しめます。

RAPIDE TARPとの組み合わせ。トレッキングポールやNORTHPOLE CARBON 150を1本使えば、ピッタリと連結できます。

RAPIDE TARP INTERNATIONAL ORANGE

NORTHPOLE CARBON 150

設営サイズ：W225×D255×H115cm

テント一式のパッキングサイズ：W49×D16×H19cm

ポールとフライシート・インナーテントはそれぞれ別のサックに収納して、パンキングサイズをより小さくすることもできます。